男性と女性の肌は、構造上・環境下にそれぞれ違いがあります。
主にホルモンが関係しているのです。
女性との違い
男性の皮膚は女性と比較し、約0.5mm厚いと言われていますが、脂肪層は女性の方が多いです。
水分量も女性の方が多く、男性の方が少ないため、女性はみずみずしく柔らかで弾力性があるのに対し、男性の皮膚はきめが荒くなってしまいます。
男性 | 女性 | |
皮膚の厚さ | 女性より約0.5mm厚い | 約2mm |
きめ | あらい | こまかい |
皮脂分泌量は男性の方が多い
男性の皮膚は、男性ホルモンの影響で、思春期の頃から皮脂の分泌が盛んになり、女性の約2〜3倍の皮脂量を分泌します。
女性は、加齢とともに皮脂の分泌量は低下しますが、男性はあまり減少しません。
そのため自然に毛孔も開き、汚れが溜まりやすくなります。
ですが、皮脂が多いため乾燥しにくく、シワなどになりにくいといったメリットもあります。
また、男性は髭剃りを行いますよね。髭剃りを行うことで髭以外にも肌表面の角質や皮脂膜まで必要以上にそいでしまいます。これが肌荒れの原因にもなります。
男性化粧品の種類・成分の違い
男性化粧品にも女性と同じように、洗顔料や化粧水の商品があります。
皮脂量の多さから、男性にはさっぱりした使用感が好まれるため、成分的には油分の少ない配合になっています。
男性はスキンケア商品より、髭剃り用化粧品の方が使用頻度が高いため、髭剃り用化粧品についてご紹介します。
シェービングソープ | 石鹸に似た特徴を持っており、石鹸よりも洗浄力が低く、均一で粘りがあり濃厚で持続性のある泡質を重視している。 髭剃りによる肌荒れを防止できる。 |
シェービングクリーム | 40〜50%の石鹸を含む。水でぬらした肌に塗り、ブラシで泡立てて使用する。 石鹸水で髭を膨潤、柔らかくさせ、剃りやすくする。 ※エアゾールタイプのほうが石鹸量が少ない。手軽で使用しやすいため好まれやすい。 |
プレシェービングローション | 電気カミソリの普及に伴い多く使われるようになった、化粧水タイプのもの。 滑りをよくするタイプと、肌を引き締めて髭を立たせることで剃りやすくするタイプがある。 |
清涼感の成分について
- エタノール:アルコールです。蒸発した時に熱を奪うことで清涼感UP
- メントール:ハッカ油の中に含まれる成分。皮膚で冷感を感じる部分を刺激する。
- カンフル:クスノキの原木から取れる精油部分。冷感を刺激し、血行を改善。また、かゆみや痛みを和らげる効果がある。
まとめ
男性は、女性より皮脂量がおおいですが、水分蒸発量も圧倒的に多いため肌荒れがしやすいということが分かりましたね。
しっかりと、水分をお肌に補給し肌荒れしにくいお肌を目指しましょう。
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